去年(2006)あたりから、「スパッツ」が「レギンス」と名を変えて流行していますね。私の父から見ると「ももひき、ステテコ」だそうですが
去年フランスでもlegging(s)という呼び名で復活しました。
1960年代に流行した「スパッツ」は、1980年代のフィットネスブームで再流行したそうで、その頃は、caleçon カルソン(や、collants sans pieds 足先なしタイツ)と呼ばれていたそうです。
フランスのElleサイトで、レギンスについての記事を2つ見つけました。
1つはまぁ普通のアドバイスで、もう一つはLegging’s Night !という記事。
記事ではハイヒールシューズとミニワンピースに流行のバッグを合わせてレギンスをシックに着るという提案をしていますが、読者の反応は微妙。フランス語圏の人のレギンスに対するイメージはまちまちです。
「ハイグレードなレギンスでも、昔流行ったカルソンのチープなイメージが抜けない」「レギンスはシックに見えない」「足を出した方がキレイ」「ミニスカートを足を出して着られる寒くない時期にレギンスをはくのはもったいない」
という人も結構いる模様。冬は何だかんだいって防寒のために着る人が多いようですが。
こういうスタイルを見ると、オードリー・ヘプバーンの潔い着こなしが真っ先に思い浮かびますが、
イギリスの音楽映画”POP GEAR” ポップギア(1965)の女性6人組も思い出してしまいます。
いかにも1960sなボリュームのあるヘアスタイルで、妙なゴールドのブーツ、フィットしたゴールドのパンツにぴったりしたカットソーをイン…という笑えるいでたちで激しく踊りまくる、強烈なグループです。
“POP GEAR” に出てくるのがビートルズ他のブリティッシュバンドが多いだけに、この金パンツダンスにはちょっとビックリ。印象が強烈です。
このファッション、ちょっと笑ってしまいますが、当時はかっこよかったのかな…?最近のコレクションで流行している「フューチャリズム」にちょっと通じるものもあります。
YouTubeにありました。タイトルが、ゴールデンパンツダンス。あれ強烈だからな… アップした人の気持ち、わかります
映画も音楽もモードも、昔のものはおもしろいのが多くて、発掘がやめられません。
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