フランス語:グッドラックの意味でMerde(クソ)を使う

音声再生ボタンを押すとフランス語発音が聞けます。IEなど一部ブラウザには非対応です。Chrome、Safari、Firefox、Opera、Edgeで、iPhoneの場合はマナーモードを解除してご利用ください♪

フランス語の「merde」は、英語の「shit」にあたる言葉です。
嫌なサプライズがあって「くそっ!」と言う時も使われますが、試験、面接、舞台、試合などに臨む人に、
« Bonne chance ! »(グッドラック 幸運を祈っています)の代わりに、
« Merde ! »と言ったりもします。
もちろんその場合は、「クソ!」という時の吐き捨てるような言い方&鬼のような顔ではなく、天使のような表情と声で :D

起源は定かではありませんが、19世紀の演劇界から来ているという説が有力です。
当時の観客は、劇場に行く時、馬車を利用していました。
公演が好評で観客が多くなればなるほど、劇場の前で待つ馬のフン(merde)も多くなります。

当時の演劇関係者たちは迷信深く、本番前に« Bonne chance ! »と素直に言ってしまうと、
逆に不運を招く・縁起が悪いと信じていたため、
代わりに、馬糞がいっぱいになるくらい、観客がいっぱい来ますように!という意味で、« Merde ! » と言うようになったのだそうです。

そういえば英語にも、« Break a leg! »という表現があります。
舞台が好評だと、歓声に応えて出演者が何度もお辞儀をする(その時に脚を曲げる)からだ、など、起源については諸説ありますが、
・演劇に由来している
・舞台が始まる前に« Good luck » と言うと縁起が悪いから、逆にイメージが悪そうな表現を使うようになった
という点では、フランス語と同じです。

どちらも、一見幸運とかけ離れていそうな言い方で、ひそかに縁起を担いでいるわけですね。
舞台の成功は実力だけでは足りず、縁起をかつぎたくなるくらい、運などに左右されるんだな、と感じます。

07/11/2018 20/02/2021

Message

Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください