日本語なしで身につくフランス語参考書とソフト

音声再生ボタンを押すとフランス語発音が聞けます。IEなど一部ブラウザには非対応です。Chrome、Safari、Firefox、Opera、Edgeで、iPhoneの場合はマナーモードを解除してご利用ください♪

フランス語を勉強すると言っても、目的は人それぞれ。このページでは、しっかりマスターするためのおすすめ参考書、ソフトを紹介します。

「旅行先でちょっと使う/日本語ではなく英語やスペイン語などを使ってフランス語を学ぶ/ちょっとフランス語混じりで話す」については、別ページにまとめました。

上級を目指して、しっかり勉強する

本や記事が読めて、言いたいことが言えて、映画が字幕なしでもほぼ分かるレベルを目指すなら、最終的には、文法・(スラングも含む)語彙・発音など、全てが必要になります。

何から勉強してもいいですが、楽しめる方法でスタートした方が、最初に挫折することがなく、長続きしそうです。
発音だけは気合を入れて最初にマスターした方が、聞き取りも会話も簡単になります。詳しくは別ページに書きました。

初級でも、映画・テレビ・ラジオの単語が聞き取れる時がありますが、耳で聞いて覚えるようにすると、聞き取れる頻度がどんどん上がります。

母国語は自転車の補助輪のようなもので、外さないとスイスイ走れるようにはなりません。できれば最初から日本語なしで勉強するのがいいと思います。
フランス語圏の人に教えてもらえる環境があればベストですが、ソフトやアプリで自習するのもいいと思います。

入門や発音学習におすすめ。日本語なしで楽しく学べるソフト

海外で外国語で会話する時、いちいち辞書をひいたり、分からない単語全部の意味を聞き返したりしていたら会話にならないので、推理力でクリアし、後で調べるしかありません。
未来になれば、空中に字幕を出せる機械が発明されるかもしれませんが :)

母国語を使わずに学べるソフト「ロゼッタストーン」は、現地生活でのそういう外国語の身につけ方と、プロセスが似ています。

海外生活の時のように目と耳をフル活用し、音声・画像・状況から推測し、経験しながら学んでいくようになっています。アプリもいくつかやってみましたが、このソフトは歴史が長いし、いい発音ソフト会社を吸収(か何か)しただけあって、内容量も結構多く、よくできていると思います。
いつからかソースネクストから発売されるようになり、2021年2月現在、キャンペーン中らしく、2980円の格安セール価格になっています。

Rosetta Stone 画面

日本語も解説もなく、分からないことがあれば別途自分で調べるしくみです。自分で探り当てようとすると印象に残るので、与えられた情報を丸暗記するより、記憶しやすいと思います。
IKEAの組み立て説明書が好きな人と相性がいい気がします。

Rosetta Stone 発音練習画面

答えを音声で入力すると、会話している感覚に近づきます。選択肢や発音を間違うとやり直すシステムですが、ちゃんと身に付いたら、サクサク進めて気持ちよく、達成感も味わえます。
さらに発音を練習したければ、ポップアップで発音ウィンドウを開きます。上段にお手本の波形が出ていて、その下に自分が発音した音声の波形と、認識された内容がテキスト表示されます。言った通りにテキストが表示されればOKですが、気がすむまで何度でもお手本と自分の声を聞いて確認し、練習を繰り返すことができます。忍耐強さの点では、生身の先生以上です :D
ヘッドセットなどのマイクがあると、音がクリアになります。

まずこういう楽しい方法で、基礎と発音と会話感覚を身につけて軌道に乗ったら、地道に知識を増やす、というのがいいのではないかと思います。

中級以上用のフランス語参考書は、日本では少なめですが、フランスの出版社からは、情報量が多くて便利な参考書が出ています。いくつかご紹介します。

カジュアル・フォーマルなフランス語の使い分けも学べる、CD付き会話学習本

Conversations pratiques de l'oral

フランスのDidier社が出版している「Conversations pratiques de l’oral」に、スキット部分の日本語訳を第三書房が別冊で付け加えた、フランス語会話学習本です。
本体(別冊以外)は、全てフランス語。
日本の本屋さんで普通に買える、数少ない中級以上用の参考書のうちの一つです。

この本の最大のポイントは、会話でも例文でも、丁寧な場面、くだけた場面、その両方で使える表現を、明確に分類して分かりやすくまとめてあることです。友達言葉には慣れているけど、丁寧な言い方も知っておきたい、という人にもおすすめです。

もう一つ特徴的というか個性的なのは、会話例文が独特なことです。普通の語学本とは違い、登場人物が不機嫌だったり喧嘩しているやけにリアルなスキットもあるし、オチがついていて小話みたいなスキットもあります。

CDには、ピックアップされた会話や例文が収録されていて、仏検3級・2級程度の聞き取り練習にもよさそうです。

なるほどと思わせる豆知識的な情報もあるため、中上級以上の人が、普段なにげなく使っているフランス語の知識を整理・補強する役にも立つと思います。

レベル別に選べる、練習問題・CD付き会話学習テキスト

「Communication progressive du français」は、フランス旅行・生活にすぐに役立つ会話例文がびっしり詰まった、CD付きの会話学習テキスト。
中身は全部フランス語ですが、日常的な会話と例文だけで、説明は多くありませんので、辞書があれば初心者でも使えます。
表紙はストイックな雰囲気ですが、中身はカラフルで情報量が多く、おすすめです。
さきほどの「↑ コンヴェルサスィオン―中級フランス語会話へのステップ」とは違い、こちらのスキットは、ごく普通の実用的な日常会話です。

例文と練習問題がたくさん入った教科書と、解答集が別売りされています。
先生に習うなら不要ですが、問題を自分で答え合わせするなら、別売り解答集(Corrigés)が必要です。問題以外(レッスン)の部分だけでも、かなりの情報量です。
Niveau débutant(A1 入門レベル)から、Niveau perfectionnement(C1/C2 上級レベル)まで数種類出ていて、何年かおきに新版が出ます。

COMMUNICATION PROGRESSIVE DU FRANCAIS - Niveau intermédiaire

入門レベルについてはこの下に書きましたが、勉強したことがあるなら、この緑のNiveau intermédiaire(A2/B1 中級)から始めてもいいと思います。旅行、赴任、留学前の準備用におすすめです。

舞台はお店、レストラン、銀行、駅ほか。
買い物・オーダー・返品交換をする、道や情報を聞く、電話回線の契約・解約をする、警察で盗難について説明する、事故後に保険会社と話す、電話をかける、文句やお世辞を言うなど、生活の様々な場面で使えるフレーズやボキャブラリーが一通り学べます。これ一冊でも、日常会話で言えることが確実に増えるはずです。

入門レベルもあります。

Niveau débutant ページ

↑ 水色表紙のNiveau débutant(A1 入門レベル)は、買い物に始まり、予約する、挨拶する、謝る、好みについて話す、など、旅行や日常生活に役立つ内容です。

Niveau débutant complet ページ

黄色表紙も入門レベル「Niveau débutant complet (A1.1) – Livre + CD + Livre-web」です。 こちらは、挨拶/自己紹介/住所、電話番号や職業の言い方/道の聞き方/地域、アパート、レジャー、お出かけなどについての話し方などを、豊富な写真付きで学べるテキストで、CDとオンラインブックがついているそうです。
水色表紙では、最初の1章が丸ごとさかれている「買い物」関連は、黄色表紙では「お出かけ」の中のほんの一部です。水色は旅行や生活で必須なこと、黄色では一歩進んで人との交流に重点を置いているのかな?という感じです。
2017年版と2019年版があるようですが、表紙は同じに見えます。

Clé International社の「Progressive」シリーズ(会話・文法・語彙・文化学習・つづり)は、どれもよくできていて、レベルアップしたい人にオススメです。
唯一の欠点は、シリーズごとに数レベルあり、しかも数年おきに新版が出たりして、全部合わせると膨大な数あるのに、デザインが共通で、オンラインで選ぶ時に面倒なことです。
本屋さんのリアル店舗で見れば、分かりやすいのですが…
日本では、紀伊国屋オンラインストアやBooks Kinokuniya Tokyo、欧明社などにあり、たまにAmazonで買える時もある、という感じですが、フランスでは街中のFNACなどでも普通に売っています。

CD付きの文法テキスト&問題集 Grammaire progressive du Français

同じClé International社の「Progressive」シリーズの、文法です。
会話版と同じく、中身は全部フランス語で、テキストと問題の解答集(Corrigés)が別売りで、レベル(niveau)が何種類もあります。

仏語文法入門

上の画像は入門編で、画像が多めです。初級はとっつきやすさ重視で、中級・上級は情報量を重視しているあたりも、よくできています。

王道のフランス語文法書といえば、昔はパリのソルボンヌのフランス語授業で使われていた「Les 350 Exercices」でした。説明が一切ついていないので、別途参考書か先生が必要で、白黒で文字だらけ…という、ストイックさ。効果は絶大で、上から2番目のレベル「Niveau avancé」をやっただけでも、仏検1級の文法問題が簡単に解けるレベルになります。ただ、「特訓」感が強すぎて挫折する人もいました。

その点、こちらの「Grammaire progressive du français」は、イラスト入りの見やすい教科書部分と問題集が半々で、CDまであり、自習にもぴったりです。

「Niveau avancé」や、「Niveau perfectionnement」は、仏検1級対策にもいいと思います。
紀伊國屋

フランス語の本を買う

本やDVDをまとめ買いする時は輸入が楽

まとめ買いする時、私はAmazon.frをよく使います。
フランスにいる時はもちろん、日本にいる時でも、直輸入した方が断然種類豊富だし、フランスでたくさん買って、梱包して、郵便局から日本に送る手間と送料を考えると、輸入した方が楽だと思います。日本に配送可能なコスメ、キッチン用品、雑貨なども一緒に買えますしね。
現在、アマゾンフランスから日本への配送方法は3種類あり、早くて数日、遅くとも半月以内で届きます。
送料は、基本送料 + (商品1個ごとの送料 または 1kg当たりの送料)で計算されます。

まとめ買いしない時は、仏語書籍が豊富な本屋さん

フランス語の本を日本で買う時も、オンラインショップが楽です。
メジャーな本は日本のアマゾンで買えることもありますが、フランス語の本は紀伊國屋書店ウェブストアの方が品数が多いです。直輸入の場合、数週間かかることがありますが、マイナーな商品でも入手しやすいです。価格は、Amazon直販になっている(はやったりして売れている)ときは、わずかに安いこともありますが、紀伊国屋の方が安い場合もあります。

フランスのサイト(Amazon.frなど)でプレビューできる本もありますが、手にとって選びたい時、私は新宿タカシマヤ タイムズスクエアにあるBooks Kinokuniya Tokyoに行きます。 欧明社(飯田橋の仏語書籍専門店)も、多くの本がぎゅっと詰まっていていいですが、Books Kinokuniya は、広くてゆっくり選ぶことができるので大好きです。行く前に、気になる本を紀伊国屋書店ウェブストアのお気に入りリストに入れておくと便利です。
英語以外の洋書が揃う本屋さんは貴重なので、本当にありがたいです。

17/02/2021 20/02/2021

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