ブルックリンを拠点に活動するクレア&リーズンズのライヴメモです。
クレア&オリヴィエ・マンション夫妻を中心にしたユニットで、スタジオ録音アルバムはインディーズレーベル(Frog Stand Records)から2枚出ています。
私は、エレクトロポップ度が高くなった2ndアルバム”Arrow”はあまり好みじゃなく、1stアルバム”The Movie”が好きです。
(”The Movie”アルバムメモ)
今回は、メンバー3人にロンドン出身のゲストを合わせた4人(クレア以外は全員男性)という最小限の構成で、それぞれが複数の楽器を演奏。一人数役です。
Clare Muldaur Manchon (g,vo,kazoo,whistle,per)、Olivier Manchon (g,vo,vln,per,b,hrn)、Bob Hart (g,vo,per,b,key,cl)+Jon Cottle (g,vo,per,b,key,vc)
クレア・マルダー・マンションのヴォーカルは可愛く、冗談をいいながら話す声もキュート。”All the Wine”の演奏前には、夫妻が使っているウクレレはブルックリンのゴミ箱から拾った、などのエピソードをはさんだりしていました。
セカンドアルバム収録の”That’s All (Genesis Cover) ”の映像を見ると、金管楽器は別の人が吹いていて、オリヴィエ・マンションはヴァイオリンを弾いていますが、ライヴのアンコールでは「数ヶ月練習したんだ」という彼が演奏していました。ひげをそってハンチングを被っていると、映像よりかなり若くみえます。
印象的だったのは、静かなPluton(仏語version)から、テンポを急に上げてPlutoにつなげたメドレーと、Alphabet City。ファーストアルバム”The Movie”収録の曲です。
Clare and the Reasons – “Alphabet City” – Live at Paste(←メンバーは東京ライブと違います)
私は少人数でアコースティックなライブが大好きだし、ライヴで聴けてよかった♪と思うことが多いんですが、このユニットは、ストリング・セクションときれいに重なるコーラスがポイントなので、今回のライブは正直ちょっとあれれ?という感じがしました。メンバー数が少ないせいもあって、ストリートライブ感は味わえましたが… CDやYouTubeの映像でちょっと期待しすぎたのかなぁ。
おもちゃっぽい感じもする音楽なので、お客さんの年齢層が高めなのが意外な気がしました。チャージ無料イベントだったのもあってか、音楽を聴きに来た人と食事をしに来た人が混ざっている感じのライブでした。
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