[Liveメモ] Marcos Valle & Roberto Menescal ライブ

ホベルト・メネスカルは、私の愛するナラ・レオン、エリス・レジーナ、ワンダ・サーなどとの
とてもすてきな共演アルバムを出したりもしているミュージシャン/プロデューサー。
ジョイスとブルーノートに来日した時、彼を目当てに行ったんですが、数曲演奏したらさっと去ってしまい、
ちょっとがっかりしました。ゲスト扱いだったのかな?。

でも今回は「ヴァーリ&メネスカル」と銘打った来日。マルコス・ヴァーリも好きなので、
2010年5月末、大喜びでブルーノート東京へ。

踊り歌うセクシーな若い美女は、マルコス・ヴァーリの現在の奥様、Patricia Alvi。
肘から手首にかけて広がった、ブラジル熱帯雨林の鳥のようにカラフルなチュニックに、デニムパンツ。センターで分けた腰まであるストレートのしなやかな長髪。華やかです✧
ヴァーリは、カーリーで無造作な白金色の髪で、あいかわらずのカッコよさ。

「サンバ68」での元妻アナ・マリア・ヴァーリとのデュエットが好きだから、ちょっと複雑な気もします。
いま目の前で演奏している人が、40年以上も前に作ったアルバムなんだと思うと、なんだか不思議。
時が流れても傍らに若い美女がいるのも、時が止まってるみたいだし。

日本の着席ライブは、聴きながら自然と体が揺れてしまうのをこらえなくちゃならないのがきついところ。
まぁでもここは食事やお酒も楽しめるし、広めなので、ホールに比べれば楽なものです。
隣で静かに聴いている高齢のご夫婦にソファの振動が伝わらないように願いつつ、どっぷり浸りました。楽しかった♪

1.SAMBA DE VERAO 2.VAMOS SAMBAR 3.GARRA 4.QUE BANDEIRA 5.O BARQUINHO 6.BYE BYE BRASIL 7.BALANSAMBA 8.TELEFONE 9.RIO 10.ESPERANDO O MESSIAS 11.SAMBA QUEBRADO 12.PARAIBA NAO E CHICAGO 13.NEM PALETO NEM GRAVATA 14.BATUCADA (BATUCADA SURGIN) 15.VAGAMENTE 16.BOSSA ENTRE AMIGOS 17.OS GRILOS

Jess? Sadooc(Tp,Flh) Mazinho Ventura(b)、Renato”Massa”Calmon(ds)

ホベルト・メネスカルがそばを通った時、今しかないと思ったら体が反射的に動いて、近寄って
オブリガーダ、アイラヴユーとささやいてしまいました。
人目は気にしてられません:)
ずっと音楽を聴いて好きだったんだけど、まぁるいおなかにTシャツ姿も愛らしいし、
歌声にもにじみ出てるふんわり優しい雰囲気がたまらず…♪ 子供の頃から、アイドルなどのファンの気持があまり分からなかったのですが、このときは少し分かった気がします:)

サイン会をやっているというので、食事した後、持ってないCDを買って彼のもとへ。
ちょうど他のお客さんがいなくて運が良かった。私を見てさっきのやつだと分かったようでした:D

持って行ったワンダ・サーとの共演CDを見て、「これまだ見たことないなぁ、どれ、見せて」と、曲目を眺めていました。
ジャケットがオリジナルと違うのかもしれません。売られているCDを初めて見るってこともあるんだなぁ。おもしろい✣

「大好きなアルバム、いっぱいあります。ナラ・レオンとのアルバムも最高だし、エリス・レジーナのライヴツアーも…」と告げた時の、
「おぉ、エリス・レジーナ、あぁ...」と、何かを思い出すように懐かしげに微笑んだ表情が印象的でした。
ワンダとの他のアルバムも好きだと言うと、「ワンダとは、ちょっと前に一緒に演奏したばかりだよ」と。

autogrp

お店の人がくださった紙に、サインの宛名を書いて渡したら、どう読むの?と聞いて、発音を繰り返しながらサインしてくれました。 やさしい一言とともに:)
やさしい声。あたたかく包み込むような、ふんわり、ゆったりした雰囲気。目を見つめていると、奥に海が見えそうな気がしました。

18/06/2010

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