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朝ごはん、ランチ、ディナー
スイス人と出かけた時のこと。
夕方おなかがすいてきたので「今日のDINER(ディネ)どうする?」と聞いたら、
「DINERは、さっきとったばかりじゃない」と言われました。
フランスでは、昼食がDEJEUNER、夕食がDINERですが、
18世紀半ばまでは、昼食がDINER、夕食がSOUPERだったそうで、
スイス、ベルギー等では、今でもその表現が使われているんだそうです。
だから、スイスで「DINER」に招かれて、夕方のこのこ出かけて行くと、大遅刻。
ランチを食べそこなってしまうことになります。
チーズフォンデュやスイス名物が好きな人は、真っ先に覚えておきたいですね!
ちなみにフランスで「SOUPER」といったら、夜食です。
現在のフランス:
- 朝食 PETIT-DEJEUNER
- 昼食 DEJEUNER
- 夕食 DINER
昔のフランス&現在のベルギー、スイス等:
- 朝食 DEJEUNER
- 昼食 DINER
- 夕食 SOUPER
数字
スイス人と話していると、パリではあまり聞かない表現もよく聞きます。
例えばparler comme une vache espagnole(スペインの牛みたいに話す)。
「下手くそな外国語を話す」という意味で辞書にも載っていますが、
パリジャンに言うと「おもしろい、なにそれ」と笑われたり。
高齢者や、特定の地方の人には使われているようなのですが、古い言い回しのようです。
近隣のフランス語圏の間で、特に違いが大きいのは、数え方です。
フランス語の教科書には、たいていの場合、フランス式だけが載っているので、
スイス人から初めて数字を聞いた時は、聞き返してしまいました。
数の数え方は、フランスではちょっと複雑で、
- 70 = soixante-dix (60+10)
- 80 = quatre-vingt (4×20)
- 90 = quatre-vingt-dix (4×20+10)
スイスとベルギーでは、シンプルです。
- 70 = septante (sept=7)
- 80 = huitante (huit=8)
- 90 = nonante (neuf=9)
01/11/2006
Message
こんにちは、はじめまして。
フランスで仏語を勉強している者です。授業でフランスでの souper が diner に変化したのがいつなのかを発表しないといけなくて調べていました。
こちらにお邪魔して18世紀半ばだというのが分かったので感謝しています。
ありがとうございます。
サボテンさん、はじめまして。コメントありがとうございます♪
18世紀半ばというのは何かの資料を見てメモした記憶があります。曖昧ですみません。
ルイ14世(~1715)の頃までは晩ごはんがSOUPERで、
その後(18-19世紀)、パリ社交界の貴族が夜型生活になったため、メインの食事(DINER)が昼から夜にずれこんでいき、呼び方がいろいろ変わっていったと聞いた覚えがあります。
授業がんばってください^u^