「スパニッシュ・アパートメント」から5年。続編の「ロシアン・ドールズ」The Russian Dolls(Les Poupées russes)が日本で5月から公開になるということで、シャンテシネで前売券が発売開始になりました。
フランス映画祭2006 (VIRGINE TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ、3月18日)で「公開直前スペシャル上映」されるそうなので、公開が待てない方は行かれてみては?
続編には「スパニッシュ・アパートメント」のメンバーが出ています。登場人物数が多いので2人だけ。
Romain DURIS(ロマン・デュリス)は、セザールを8部門獲得した「真夜中のピアニスト」や「(アルセーヌ・)ルパン」の主役で、未公開のジェームズ・ボンドシリーズ Casino Royale カジノ・ロワイヤル(2006)にも出ています。美しいというより個性的で、フランスの俳優らしいなと思います。
Audrey TAUTOU(オドレイ・トトゥ)は、Jean-Pierre JEUNET(ジャン=ピエール・ジュネ )監督の映画「アメリ」のヒットで世界的に有名になりましたね。「ヴィーナス・ビューティ」のポスターで、三編おさげ姿のキュートなAudreyを見て、監督が「アメリ」の主役にしたいと思ったんだそうで。
子供のような可愛い風貌の彼女には、ロマンティックでちょっぴりエキセントリックな役がよく合いますし、本人のインタヴューを見ても、繊細でちょっぴり不思議な人という印象を受けます。
彼女はその後再びジュネ監督作「ロング・エンゲージメント」でさらに実力を認められ、2006年5月20日世界同時公開される「ダ・ヴィンチ・コード」では、トム・ハンクス演じる学者と一緒に行動するフランス人女性の役を演じます。
原作は、世界中でベストセラーになり、裁判沙汰にもなったりして、いろいろと話題の同名小説です。
たまたま貸してもらったので上下巻で読みました。
内容よりも、本の最初にはさまれている「最後の晩餐」の鮮明さに驚きました。
あれっ、こんな絵だった?美術史の授業でもよく見てたのに記憶と違いすぎる…と思って、1990年代に出版された画集と見比べたら、まるで別物でした!
1999年5月28日に最新の修復が完了したんですね。20世紀の不鮮明な「最後の晩餐」のままだったら、あのベストセラーもなかったのかも…と思います。
ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻セットというのが3月10日から発売されるそうです。
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