パリはコンパクト。住人はよく歩く*自転車・徒歩移動の目安、坂道

パリは中央にぎゅっと凝縮されてコンパクト

パリの大きさは、東京の山手線の内側くらいとよく言われます。
山手線の内側は63km2で、パリの環状道路の内側(マップの黄色い部分)が約87km2。
それに両脇のヴァンセンヌとブローニュの森を合わせると105.40 km2ということで、パリの方が若干大きいですが、実感としてはそんな感じです。
さらに、昔パリはとても小さく、真ん中の部分だけだったのが、時代とともに拡大してきたという歴史があるため、名所旧跡・観光地・古い建物は、だいたい中心部に集中しています
そういう場所はさらに範囲が狭いので、
自転車はもちろん、歩きでも、かなりあちこち行けます。

パリ地図

パリ住人はとにかくよく歩く

フランスの電車や飛行機のストは大規模で、間をあけながら何週間も続くこともあります。
フランスの電車は冷房なしなのも普通で、パリのメトロやバスも、熱がこもって30度以上の暑さになることもあります。
湿度が低く、気温が高くても日陰は割と涼しめなので、外の日陰を歩いた方が快適です。

パリがコンパクトで散歩に向いていることや、交通機関が完璧でないことも関係あるのかもしれませんが、
フランスに住む人は、とにかくよく歩きます

車で来ている人や体調がよくない人は別として、時間がある時は、隣の区くらいなら余裕で歩きます。
この離れ具合なら電車に乗ろうと判断する距離が、東京に住む人に比べて、フランスに住む人の方が平均的に長いようで、
駅が多い中心部で、数駅のために電車に乗る人は少数派じゃないかと思うほどです。
2区から14区など、地図で見ると遠そうでも、お店をのぞいたりしながら結構余裕で歩けたりしますからね。

いったん慣れてしまうと、メトロの長い階段を降りて地下に潜り込んで数駅でまた階段を上がるのが、逆にわずらわしく感じます。
日本では歩きたくなかったのに、パリにしばらく住んでいたら感覚が変わって、歩きやすい靴に買い換えてガンガン歩くようになった、と言う人も少なくありません。

Patrick Modiano パトリック・モディアノの小説«Dans le café de la jeunesse perdue»(『失われた時のカフェで』)の登場人物も、パリ市内を延々と散歩しますよね。

Rue du Cardinal Lemoine

自転車より徒歩の方がいいと思う場所

埋立地や平坦な海辺の広い道を自転車でシューっと走り抜けるのは快適です。
日本なら、横浜のみなとみらいやお台場などは、広々していて地面がなめらかで、風を浴びながらスイスイ快適に走れるので好きです。でも、みなとみらいから中華街についたら、自転車があると狭い道で邪魔になってしまうので、徒歩にした方が快適です。

パリも、自転車で走り抜けたい道と、歩いた方が楽な地域があります。
圧倒的に徒歩の方がいいのは、
坂道、狭くて人が多い道、一方通行が多い地域、お店や面白い建物が詰まった細い道が多い地域などです。

パリの坂道

パリには、セーヌ川沿いなど、スーッと気持ちよく走れる比較的平らで広い道も多いですが、 坂がえぐいところもあります。

きつい坂として真っ先に思いつくのは、18区のモンマルトルの丘( Sacré-Cœur サクレ・クール寺院周辺)や、その近くの 20区のBelleville ベルヴィル周辺(Rue de Ménilmontant他)など。
ああいう小高いところには、きつい坂道がつきものですね。
Montmartreは歩きでもちょっと疲れるほどなので、自転車で行こうと考えたことがありません。

左岸(セーヌ川の南側)では、5区のPanthéon パンテオン周辺は、La montagne Sainte-Geneviève 聖ジュヌヴィエーヴの丘なので、坂があります。
毎日あのへんの学校に通っていたのに、徒歩だとほとんど意識していませんでしたが、
montagne(山、丘などの意味)なんですね…
Arènes de Lutèce アレーヌドゥリュテス周辺や、Rue du Cardinal Lemoine、Rue Saint-Jacquesなども、歩いている時は気にならないけど、自転車で通ると疲れる坂道があります。

Rue du Cardinal Lemoine

写真の左側の道は、Rue du Cardinal Lemoine。坂で建物が傾いています。この写真では、左の街灯の傾きっぷりの方が気になりますが:D

自転車での移動時間のめやす

エッフェル塔からオルセー美術館まで(上の地図の青い矢印部分)河沿いに自転車をスイスイこぐと、約3kmですから、20分程度です。
セーヌ川沿いに市内を端から端まで走っても1-2時間というところでしょうか。

凱旋門からエッフェル塔は、近すぎて物足りないくらい。
5区(リュクサンブール公園、植物園など)→ 6区(サンジェルマンデプレなど)→ 7区(オルセー美術館、エッフェル塔など)や、
5区→ 1区(ルーブル美術館など)→ 3、4区(マレ地区など)なども余裕でいけます。

08/2018 27/08/2018

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