Vogue Franceでみる2006春夏コレクション

春の気配がして、何となく物欲がわく今日この頃。ショップにはレース物や白が増えてきましたね。
デフィレ映像はいろいろなサイトに掲載されていますが、VOGUEフランス には期間中・後はかなり情報量が多いです。
時が経つと消えていきますが、去年のプレタポルテ2006春夏は抜粋されて載っているので、どんなものを選んで残しているのか見てみようと思います。

Alexander McQueen(Alexander McQueen):イノセントとグラマー。胸の真中が縦にあいたセクシーな白、黒のワンピースが印象的。金、古代ギリシア風シルバーワンピースも。 Balenciaga(Nicolas Ghesquiere ):フワフワ揺れるオフホワイトのワンピースが可愛い。 ここでもやはり白、黒、レース使い。
Celine(Ivana Omazic):明るい色に始まり、サファリ等も取り込んだデフィレだったようですが、残っているのは赤、黒、白。袖なしトレンチは斬新…。
Chanel(Karl Lagerfeld):≪Coco Chanel meets James Dean≫がテーマだったとあって、ジェームス・ディーンの象徴であるデニム、白Tシャツ、麦わら帽が登場。バラでできたようなスカート&コサージュや、すずらんのようなフォルムの花ホワイトドレスも。
CHLOE クロエ(Phoebe Philo):ロマンティック。やはり白系が残してありますね。60年代モードが大好きな私としては、体に沿ったシンプルなラインの、丸襟の下に役に立たないボタンが並ぶワンピースがたまりません。レース模様がロマンティックでヌーディな感じです。 Dior(John Galliano):ヌーディな肌色、パールグレーで、フェミニン、セクシー、繊細。
Elie Saab(Elie Saab):フェミニン。モンローのルージュを思わせるような赤いワンピースは胸元の開きがセクシーで、腰のリボンや裾のフワフワ揺れる感じが女性的。胸元に大きなピンクの花をつけたシルバーのパンツスタイルは、透ける軽やかなフリルが綺麗。 胸が大きく開いた、リボン使いのイノセントなホワイトワンピースもたまりません。やんわりカールした髪型のせいもあってどれもナチュラルに見えます。
Givenchy(Ricardo Tisci):2006春夏コレクションの主流はモスリン等のフワフワ揺れる素材の軽やかさを強調したものですが、このデザイナーは動きのない素材を多用。白がメインで、黒やベージュも。
Hermes(Jean Paul Gaultier):シンプルなクラシック、 エレガンスと今っぽさの融合。 アシメトリーだけどシンプルな印象の白いワンピースや、クラシックで綺麗な色のロングドレスに男性っぽい帽子を合わせているのがクール。綺麗な色のギリシア女神風のロングドレスも新鮮。ゴルティエ本人のコレクションは彼らしい個性的な雰囲気。田舎の休日をイメージし、地面にわらを敷き詰めています。
Lanvin(Albert Elbaz):白黒のモノクローム、シックなミニマリスム。ウエストをベルトで絞ったローブが目立ちます。 Louis Vuitton(Marc Jacobs):60、70年代にインスパイアされたワンピースやミニスカート。コレクションはカラフルでしたが、セレクトされているのはホワイト、ベージュ、黒です。
Yves Saint Laurent(Stefano Pilati):凝ったディティール。カプリパンツにフリル(plisses origami 折り紙みたいなヒダ)のシャツというパターンが目立ちました。太いベルトをアクセントにしたjupe boule-バルーンスカートも。 …と、こんな感じで選んでます。

ついでに2006年のIN&OUT特集も見てみると、
チャイナ風がIN、ロシア風はOUT。 シルバーグレーがIN、濃い茶はOUT。
ボディラインに合ったラインがIN、形の定まらないルースなデザインはOUT。
バルーンスカートがIN、フリルミニスカートはOUT。 サファリがIN、ミリタリーはOUT。
ペールローズがIN、どぎついホワイトはOUT。
帝政時代風ハイウエストドレスがIN、下着が見えるようなローウエストパンツはOUT。
さりげなく豪華がIN、派手な豪華はOUT。 ブラックデニムがIN、ヴィンテージ加工デニムがOUT。
サーファー風幅広ショートパンツがIN、ハイヒールに細いバミューダがOUT…
とか。市場に反映される頃には変わっていそうですね。

13/02/2006

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