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「新しい情報を取り入れるための脳内の空き領域は睡眠中に作られる」という説を裏付ける研究結果が発表されました。
アメリカのバークレー大学で心理学を教えるMatthew Walker先生が、被験者を2つのグループに分け、
片方のグループにだけ90分間昼寝をさせる対照実験をした結果、
昼寝をした人の方が、記憶力などの能力が上がったとのこと。
海馬に置かれた情報の中から必要なものだけ選別して、大脳皮質に移す作業は、ノンレム睡眠第2段階に行われる
ということが、脳波図の研究により明らかになっています。
ノンレム睡眠第2段階は、眼球が動く一番浅いノンレム睡眠と、深いREM睡眠の中間の段階です。
海馬は短期(その場しのぎ)的な置き場で、大脳皮質は長期ストック用の倉庫のようなもの。
何を「必要なもの」として倉庫にストックするかは脳の判断なので意志でコントロールできないのが困りものですが、ともかく、
覚える・眠るをセットにすると、整理されて、記憶に定着するんですね。
創造性や生産性をアップするために昼寝を取り入れる会社や学校がいつかでてくるかもしれません。
参照元記事 «Faites la sieste, ça rend intelligent !»(http://lci.tf1.fr/science/sante/2010-02/faites-la-sieste-ca-rend-intelligent-5702930.html)
23/02/2010
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