アングルの絵が新たにルーヴル入り

Prince Ferdinand Philippe, Duke of Orléans by Ingres, 1832

プライベート所蔵だったジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルのオルレアン公フェルディナン・フィリップ・ルイ(フランス王ルイ・フィリップの息子)の肖像画が、新たにルーヴル美術館の仲間入りするそうです。

大きさは1,58 m × 1,22 m。膝位まで描かれているので、実物大に近い感じでしょうか。つるんとした肌、なで肩、長めの首、ほわっと力が抜けているような感じが、アングルらしいなと思います。
これまでにもいくつかパリの美術館に美術品を贈っているAXA保険会社の支援(資金援助)で「しかるべき場所」に戻ったとのことで、
2006年2月1日から13日までSalle Mollienに展示された後、ルーヴルでの回顧展(2月24日~5月15日)に加えられるそうです。
Louvre

Jean Auguste Dominique Ingres - Mademoiselle Caroline Rivière - WGA11837

アングルといえば、「オダリスク Une Odalisque(La Grande Odalisque)」や、「ヴァルパンソンの浴女 La Baigneuse(Baigneuse Valpincon)」などがまっ先に思い浮かびますが、肖像画では、このMademoiselle Caroline Riviere (1806)が好きです。つるつる、ふわふわ、つやつやしていて、不思議な魅力があり、美術史で習ったことは忘れて、ただひたすら可愛いさにうっとりします♪

02/02/2006

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