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SIMフリーについて自称アナログ人間な家族に説明

SIM

友達に海外製スマフォの良さを教えてもらってから私は海外製SIMフリー端末を使っていて、教えてくれた友達に感謝しています。

自称アナログ人間な父が、最近なぜかWifi専用の格安タブレットを買い、「おまえのタブレットはなんで外でも使えるんだ?」と電話してきました。3日目くらいでどうにか分かってもらえ、父はガラケーからSIMフリーのスマフォに乗り換えることにしたようです。
私も詳しいことはわからないまま使っていますが、何かの拍子にデスクトップからIEのショートカットが消えると「ネットできなくなったばい」と電話してくる私の家族にも分かる説明記事があったらいいなぁと思って知っていることをまとめました。

SIMカードってなに?

SIM&iPhone4

NTT、au、ソフトバンク(=3大電気通信事業者=3大通信キャリアとよばれます)のショップで契約して、携帯電話機やタブレットなどの通信端末を受け取ると、通話やメールやネットが使えるようになりますね。
買う時も乗換の時もショップに端末を持って行くので、本体に情報が埋め込まれているイメージを持っていましたが、そうではありませんでした。

ガラケー(前からある携帯電話)でもスマフォでも、端末のどこかをパカッと開けると中に「SIMカード」が入っていて、それに電話番号や契約プランなどの情報が記録されています。端末にこのSIMカードをセットすると、通信ができるようになります。カードは本体脇をピンでつついたりするだけで簡単に出し入れできます。

WIFI専用の端末にはSIMカードを入れる場所がありませんので、携帯電話のように外でどこでもつながるという使い方はできません。

SIMフリー、SIMロックってなに?

カードの出し入れは簡単なのですが、auやソフトバンクの携帯に入っているカードを出して、別の会社のSIMカードを入れても、通話やメールが使える状態になりません。(2014年時点)
auやSoftbankショップの端末には、他社のSIMカードでは機能しないように、しかけがしてあるからです。それが「SIMロック」です。
自社がお得な価格で提供した本体を、他の通信キャリアに乗り換えて使うことができないようにするための浮気防止対策です。

海外では、
1. 携帯電話機・タブレットなどの通信端末を(電気屋さんやamazonなどで)買う
2. 自分の好きなキャリア(通信事業者)でプランを選んで契約してSIMカードを受け取る
3. 本体にSIMカードをさして通信開始
という方法が一般的です。
携帯電話・タブレットの本体は、どの会社のSIMカードをさしても動きます。日本のSIMカードでも。
SIMロックフリー携帯、SIMフリー携帯と呼ばれます。

おうちの中で使う昔ながらの固定電話は、
1. 電話機を電気屋さんで買ってきて
2. NTTなどと回線契約して基本料金+電話代を毎月支払う、という手順で使いますね。それと同じような仕組みです。

たとえばauのSIMロック携帯を使っている人がソフトバンクに乗り換える場合、現状では携帯電話本体もソフトバンクのものに換える必要がありましすが、
SIMフリー携帯なら、本体はそのままで、SIMカードだけを交換すればいいのです。

2015年5月以降に発売される端末からはSIMロック解除が義務化されるそうなので、日本でも自由度が上がりそうですね。

日本経済新聞の記事

3大キャリアと契約しないで、だれと契約するの?

現在、日本でSIMフリー端末用のSIMカードを売っているのは、仮想移動体通信事業者(MVNO、Mobile Virtual Network Operator)です。ドコモかauの回線網を借りてサービスを提供しているのでVirtual(仮想)です。
MVNOが販売するSIMカードは、格安SIMMVNOシムなどと呼ばれているようです。具体的にどんな会社があるのかは、SIMカード選びのところで書きます。

海外製SIMフリー端末が好きな理由は、カメラのシャッター

海外製端末が好きな一番の理由は、標準カメラのシャッター音を、本体横のマナーボタンで簡単にON/OFFできることです。
最近のSONY製スマフォなど、海外製SIMフリー機なのに、日本のSIMカードを入れるとシャッター音が消せなくなるものもあるようですが、海外製は普通シャッター音が消せます。今のところ海外製のiPhone4、iPhone5、iPad mini2も無音になります。日本のAppleストアのSIMフリー機は、無音にできないようです。
日本の携帯の強制的なシャッター音は盗撮防止用らしいですが、盗撮する人は消音カメラアプリや他の機械で撮ろうとするでしょう、大半の人に不便な思いをさせるほど効果あるのかなぁ。海外ではON/OFFは個人の判断に任せてあるわけだし…。

SIMフリー端末+MVNOを使うメリット

海外でも電波方式があえば使える

端末が現地の電波方式に対応していれば(周波数などが合えば)、現地で買ったSIMを入れて使えて便利です。

キャリアに縛られず端末が選べる

キャリアと違って、端末とプランを別々に選んで組み合わせることができます。

080番号での通話が多くなければ月々の支払が安い

ソフトバンクでiPHone3GSを使っていた時、端末料金込かもしれませんが確か毎月6千円以上払っていました。
今はSIMフリー端末+MVNOの音声通話SIM(電話、SMS、ネットができるプラン)で、税抜1600円+080番号の通話料だけです。両親がガラケーに払っている月額(3~4千円)と比べても安いです。
どこの会社か、音声通話(電話)できるかどうか、留守電サービスやSMSが使えるか、月々使える高速データ通信が何GBまでか、などによって、MVNOの月額料金は異なりますが、080の電話の通話料が少なめな人だとMVNOの方が安くなります。
080番号での電話料が多い人だと、3大キャリアの無料通話つきプランの方が安かったりもします。
↓リンク先の記事で、iPhoneのSIMロック、SIMフリーの料金比較をされています。

CNET Japan – 3大キャリアのiPhoneは損か得か?

2年縛りがあるキャリアより、乗り換えがしやすい

3大キャリアと契約して最低利用期間(2年)以内に乗り換える場合、違約金がかかります。(2年縛り)
MVNOの場合、違約金ゼロのプランもありますし、違約金が発生するプランもあります(特に音声通話プラン)が、 最低利用期間は数ヶ月~1年くらいと、3大キャリアに比べて短めです。
例(2014年11月現在):
Iijmio音声通話機能付きSIMは、1年以内に解約すると、残り月数に応じて違約金がかかります。
b-mobileスマホ電話SIMは、4ヶ月以内に解約すると違約金8000円がかかります。

SIMフリー端末+MVNOのデメリット

キャリアのメールアドレスがもらえない

MVNOでも、Biglobeのようにメールアドレスをくれるところもありますが、3大通信キャリアと契約しないとau.ne.jp、softbank.ne.jp、docomo.ne.jpといった携帯用メールアドレスは使えなくなります。
私はAppleのicoloud.comやgmailなどでも十分なので、必要を感じたことはありません。

家族間通話無料などの通話サービスがない

ネット回線を使った通話アプリで通話できるので私はあまり気になりませんが、家族間通話無料や同じキャリア同士の通話無料サービスや、通話が多い人向けの1分当たりの単価が安いプランなどをやっているMVNOは今のところ知りません。無料通話もなく、通話料は使った分だけ払うプランがほとんどです。
メリットのところでも書きましたが、080番号での通話料が多い人は普通にキャリアと契約した方が安いかもしれません。
キャリアのガラケー(←電池も長持ちですし)を通話専用にし、MVNOの月数百円のデータ専用SIMを入れたスマフォやタブレットと2台持ちしている人もいるようです。

分からない時や困った時にショップに頼れない

3大キャリアと契約している場合、何かあったらショップに行けばすみますが、SIMフリー端末+MVNOの場合は、メールや電話で問い合わせたり、場合によっては有料サービスを利用する必要が出る可能性もあります。
日本公式AppleのSIMフリー端末ならアップルストア、他のスマフォなら買ったお店や端末メーカーの人に見てもらえるかもしれませんから、そういう意味での安心度は、海外製端末+MVNO < 日本のSIMフリー端末+MVNO < キャリアと契約 です。

…とこのくらいのことを分かってしまえば、最新情報を発信してくれるいいサイトを読んでも分かるようになると思います。

SIMフリー端末を選ぶ

日本のSIMフリー端末

2015年5月以降は変わるでしょうが現時点では、日本で売られている新品SIMフリー端末はまだ海外用端末の輸入品が多めです。

ドコモ携帯は(全部かどうかは知りませんが)SIMフリーで、MVNOのカードをさして使うことができるようですが、他のキャリアと同じく回線契約と端末はセットで販売されているので、本体だけをドコモショップで買うことはできません。新品同様のものも中古で売られているそうで、知識がある人にはいいでしょうが、私のアナログ家族にはちょっとハードルが高いので割愛します。

  • Apple StoreのiPhone、iPad、iPad mini(ネット購入か、銀座などにあるアップルストア)
  • Google PlayのNexus
の他、端末の種類は限られますが、 といった、SIMフリーモバイル+格安SIMのセット販売もあります。
セットはお得なのかと思いますが、NEXUSなどの端末を自分で購入してIIJMIO、BIGLOBE、U-MOBILEなどのプランを別途契約するのと金額的にはそこまで大きな差はなさそうです。
端末にはこだわらないから、端末と回線の契約を一カ所でやって欲しい、という人にはいいですね。
イオン、ノジマ、ビック、ヨドバシなどは、キャリアと同じ感覚で店舗で買えるというのも利点です。

Nexus等のAndroidも使ったことがありますが、アナログな家族でも使いやすいだろうなと思うのはApple製品です。MVNOとの契約作業はやってあげないといけませんが。

海外で端末を買う場合は、自分が使いたい国・サービスと端末の周波数 Bandsが合うかを確認する必要があります。
Expansysなどの有名なお店は、日本で動く海外版SIMフリー機を販売しているようです。Amazonにもいろいろあります。

MVNOシム(格安SIM)を選ぶ

モバイルは自分で用意して、SIMを買う時は、サイズとプランを選びます。上記のスマホセットでも、SIMだけ買う場合でも、最初に初期費用としてSIMカード購入費(たいてい3000円ちょっと)がかかります。

端末に合うSIMカードのサイズを調べる

SIM

現在、SIMカードの大きさは3種類あります。端末のカタログや製品ホームページなどに書いてあります。カードスロット(カードを入れる場所)を開けてサイズを測ってもOKです。

*大きい順に、SIMカード(25x15mm)、micro SIMカード(iPhone4等 15x12mm)、nano SIMカード(iPhone5、iPad mini等 12.3×8.8mm)です。

MVNOとプランを選んで申し込む

データ通信専用プランは、インターネット専用で、080/090番号での電話ができません。
音声通話プランは、080/090番号での電話とインターネットができます。ガラケーなどからスマフォに乗り換えるなら音声通話プランでいいと思います。
前使っていた電話番号をそのまま使い続けるには、MNP転出・転入手続きをします。

↓ SIM情報をまとめてくださっているこちらのサイトなどを参考にして、好きなプランを選びます。

もちあるいてなんぼ。 – ドコモMVNO音声通話プラン比較

選ぶ時のポイント

・留守電やSMSなどのサービスが使えないプランと、オプションでつけられるプランがあります。
・「最高速度xxkbps使い放題」は、低速通信使い放題=ネットが遅めのプランです。他のプランだと高速通信(Mbps)がxxGBまで使えて、それを使い終わったら低速通信の使い放題に切り替わります。 ・公衆無線が無料で使えるサービスがおまけでついているプランもあります(Biglobe、BIC SIMなど)。 ・前使っていた電話番号をそのまま使い続けるには、番号ポータビリティ(MNP)転出・転入手続き(後述)をします。

私が使ったMVNO

ヨーロッパ系SIMフリー端末はDocomo系だと問題ないと聞いていたので、私は以下のDocomo系MVNOを使ったことがあります。テザリング(インターネット共有)は、日本のiPhoneではまだできなかった時から今までできています。


  • amazon

    b-mobile スマホ電話SIM・・・音声通話SIMの選択肢が他になかった頃は、b-mobileの月額4000円弱の音声通話プランを使っていました。その後、こちらのスマホ電話SIM(月額1,560円)に買い換えました。最高速度200kbpsなので地図の読み込み等の時など遅いと感じます。高速通信を追加料金を払って買うサービスTurbo chargeがありますが、しっくりこなかったので他に乗り換えました。


  • amazon

    BIGLOBE LTE・3Gのエントリープラン・・・データ通信専用SIM(2014年月額900円ぐらい)でした。iPad mini2用にしていました。通信速度の切り替えはできないので使い切るまではずっと快適な高速通信、使い切るとずっと低速になります。高速通信1GB/月は私には十分でしたが、3日間合計が一定量(2014年利用時360MBでした)を超えると低速通信になってしまう通信制限があるため、旅行中使いすぎた時には不便でした。公衆無線と、biglobeのメールアドレスが使えます。音声通話プランは月額1600円+税です。


  • amazon

    IIJmio音声通話パック for BIC SIM・・・IIJmio音声通話パックと同じですが、ビックカメラ版には公衆無線WI2の一部が使えるというおまけがついています。3日間で使えるデータ量に制限があるのはBiglobeと同じですが、アプリ(みおぽん)で高速通信ON/OFFの切り替えができるので調整しながら使うことができます。
    手続きカウンターが全国に数カ所あり、ナンバーポータビリティ(MNP)の利用者に便利です。

高速データ通信については、私は外出先で動画を見たりせず、大きなアプリもだいたいwifiでダウンロードしているので、高速通信は1GBでも余裕です。
旅先で数日間iPadで地図を見まくりアプリダウンロードもした月は1GBを越えました。
高速データ通信量を使い切った後はスピードが遅くはなりますが、低速通信は使えるので、ネットができなくなるわけではありませんし、080番号の電話音質には影響ありません。
私は地図表示が遅いのがいやだったので高速通信を追加購入しましたが、メールとニュースを見るくらいだという友達は、遅くなっても気にならないそうです。
ネット回線を使う通話アプリは、低速通信だと途切れてしまって使いにくいです。
iijmioのように高速通信を使うか低速通信を使うかを切り替えられるアプリがあるMVNOだと、普段は高速、ネットラジオを聞く時などは低速と、自分で調節することができます。

SIMカードが届くまで

MVNOのサイトで申し込み手続きをすると、数日後に、電話番号が記されたSIMカード一式が送られてきます。カードを端末に入れて、書類に書かれたとおりに設定すればつながります。

番号ポータビリティ(MNP)

今まで使っていた電話番号を新しい携帯でも使い続けるには、番号ポータビリティ(MNP)の手続きをします(手数料がかかります)。引越前のキャリアで転出手続きをした後、引越後のMVNOで転入手続きをすると、新しいSIMカードが郵便/宅急便で手元に送られてきますが、転出からSIMカード到着までの数日間は電話番号が使えない状態になります。
BIC SIM powered by IIJに乗り換える場合は、BIC SIMカウンターに行けばその場で転出転入手続ができます。

電話代を安くする

MVNOのSIMには、無料通話や家族無料通話、通話料を安くするプランがないのが一般的ですので、電話代を安くする工夫をしておいたほうがいいと思います。
電話をかけるには、080/090番号を使う方法と、インターネット回線でLINE、Skype、Smartalk、Fringなどのアプリを使って通話する方法があります。
080/090番号からかけると通話料がかかりますが、お互いLINE、Skypeなどのアプリを使って話せば通話料は無料です。WIFIがつながっている状態なら快適ですし、カメラでお互いの顔やら部屋やらを見ながら話すこともできます。(MVNOの高速通信を使って話す場合、高速通信使用量にカウントされます。)
Smartalkに登録すると、050で始まる電話番号が無料でもらえて、080番号より安く通話できます。
それなら080/090電話番号はいらないから、安いデータ通信専用プランでいいんじゃない?と聞かれましたが、050番号にはいくつか短所があります。
0120番号や、緊急通話(110や119)にかけられない点、ネット回線の状態により途切れたり聞こえなかったり音質が悪くなる時がある点です。プライベートならいいですが、仕事や急ぎの用事の場合、途切れた時に080/090番号からかけなおすことができた方が楽です。

080/090番号から発信する時は、楽天でんわアプリでかけると電話代が安くなります。利用開始前にサイトで申し込みが必要です。しくみは知りませんが、音質も電話番号も標準電話アプリと変わらないのに料金だけ減ります。

家族が読むとは思えなないほど長くなってしまいましたxD

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