地味な話ですが、私にとってはフランス革命といえる「フランス流ペットボトルつぶし」について。
日本では、キャップをプラスチックに分別しないといけないし、硬いペットボトルが多いので、
ボトルの側面に圧力をかけて、ぺちゃんこの長方形にしますよね。
フランスでは、潰す方向が違います。
フランス式ペットボトルの潰し方
ボトルを胸の高さで横にし、両端を両手で持ち、
勢いよくフンッ!と圧力をかけて胸の前で潰し、
すかさずキャップをはめる。
3秒で、アコーディオンみたいな蛇腹つきボールのできあがり!です。
一瞬でグシャっと気持ちよく潰すフランス人男性たちを見て、
「かさばらないし楽しそう」と思い、私も早速実践しましたが、
最初のうちは、数秒間グニャグニャやって、どうにか潰せるレベル。
苦戦する時もあるし、形も不恰好で、腕力と経験の差を思い知らされました。
若干固めのボトル潰しを美しく決められると、柔道の背負い投げを見た時のような気分になります。
たかがペットボトルで小さな感動が味わえるとは。あなどれません。
腕力があれば勢いでできそうですが、私の場合、グラグラして変な方向に力がかかり、途中でパキッと折れ曲がって、きれいなボールにならないことがあります。コツは、ぶれずにまっすぐ押すことです。
この方法はフランスでは主流で、フランスのマンションの共同ゴミ置場を見ても、ボール状になったペットボトルが多いです。
フランスのシマありボトルは潰しやすい
フランス製の水のボトルは、日本製に比べてかなり柔らかいものが多い上、Cour Mayeur、Christaline、日本でもおなじみのEvianやVolvicなど、丁寧に横方向のラインが刻まれているものもたくさんあります。
あのシマシマは、持ちやすくするための滑り止めなのだと思っていましたが、潰しやすくするためにつけているんじゃないかと思うほど、あれがあるとうまくジャバラになり、ぎゅっと小さくプレスできます。
特にChristalineは、ラインが入っている上、(フニャフニャで握ると水が溢れるほど)柔らかいボトルなので簡単です。最近日本では売っていないようですが。
日本でVolvicを出しているキリンMCダノンウォーターズの「アルカリイオンの水」のボトルが、
日本のものにしては柔らかかったので潰してみました。
修行不足だ…と思ってボトルのラベルをよく見たら、(日本式に)平らに潰すための説明が書いてありました。
この水の場合、シマシマはグリップのための工夫なんですね。
フランス式の水ボトル潰しは、うまくいくと爽快です。腕力をさりげなく誇示したい方や胸筋を鍛えたい方も、ぜひ
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